当院は平成25年3月より、外来診療を中心としたクリニックとして体制を一新することと致しました。
開院以来、分娩の取り扱いや入院患者様の受け入れを行って参りましたが、昨今の医療改革によって、入院治療は総合病院を中心に、外来治療はクリニックを中心にとの機能分担が促されております。特に松本・中信地域の産科医療におきましては、安心出産子育てネットワークにより病院診療所がそれぞれ役割を分担しながら地域医療を担っております。このため、妊娠の初診をはじめ婦人科の外来診察はまずクリニックを受診して頂き、必要に応じ病院へと紹介していくという体制が定着してきました。
今後は地域の第一線クリニックとして、診療の受け易さに配慮して参ります。このため、診察は全て予約制とし待ち時間の短縮に努めています。診察をご希望の方は予約専用ダイヤルへお電話をお願いします。診察についてご案内致します。また診療時間を火曜日夕方6時、土曜日夕方5時まで延長し、特に働いていらっしゃる方の受診の利便を図ることとしました。
さらに、診療におきましては的確な診断に努め、入院治療が必要な際には病院への紹介を行います。診察の際は超音波診断画像などを一緒に見て頂きながら、診断内容につきご理解頂けるよう努めています。
不妊治療では全身麻酔による腹腔鏡下手術以外は、今までと変わりなく重点的に行って参ります。子宮鏡による内視鏡下手術は継続して行うことが出来ます。体外受精・顕微授精等は、治療を受けられる方の負担を軽減し平易に受療できるよう工夫して参りたいと存じます。
スタッフは今まで通り、入院治療や分娩に対する経験を持ったベテランのスタッフですので、依然と変わりなくご相談頂いて構いません。但し夜間休日スタッフの常駐は無くなりますから、ご相談は昼間の診療時間内にお願いします。
時代の流れに合わせ、臨機応変に小回りの利くところが診療所の良さであると思います。地域のニーズを把握しながら、今後も地域医療の中で信頼して頂ける「わかば」でありたいと考えておりますので、何とぞ宜しくお願い申し上げます。